凍京NECRO 【感想】

“ぼく/あたし が死んでも世界は続く”

[公式サイト]

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Nitroplus

 

■はじめに

『さぁ、新時代の幕開けだ――』

そんな言葉が作品を通して聞こえてくるような力強さを感じました。
さて、そんなわけで、

2016年1月末にブランド[Nitro+]から発売されました
「凍京NECRO」をクリアしましたので、感想を。

 

Nitro+ 15周年を飾る超大作です。
15周年の名に負けぬ・・・いや相応しいといえるそんな作品でした。
正直「装甲悪鬼村正」と肩を並べるような作品は、今後出てこないだろうなと思っていたら、やってくれたぜ!的な感じです。
私は感情でプレイするタイプですし頭も悪いので、
小難しい考察だとか
反論を交えながら語るだとか
あそこは「こういうこと」をモチーフにしたうんたらかんたらで、つまり着眼点としては~だとか
は語れません。
純粋に「楽しかった」「面白かった」「悲しかった」「辛かった」「嬉しかった」を出力するような小学生みたいな感想です。
シンプル イズ ベストってエチカちゃんも言ってるしね!

 

 

■概要

“Nemo ante mortem beatus.
「誰も死ぬまでは幸福ではない」
(ヘロドトス「歴史」)

──『ネクロマンサー』の時代がやってきた。

主人公、“臥龍岡早雲”と“牙野原エチカ”はまだ若い、「民間特別生死者追跡者プライベート・スペシャル・リビングデッド・ストーカー」。「近接銃術」という特殊な戦闘技能を身につけており、互いにトップクラスの成績をあげている。
ある日の任務中、早雲は激しい戦闘の末に、ひとりの少女と出会う。“宝形イリア”という名前以外の記憶を全て失っている彼女は、謎のネクロマンサー集団に身柄を狙われていた。
硝煙とリビングデッドと犯罪と電脳の凍京。リビングデッド・ストーカーとヒロインの生死をかけた戦いが始まる。”
――公式サイトあらすじ抜粋

 

 

■プレイ時間

私のプレイスピードで23時間程度。

ゲームのシステム内にプレイ時間が表示されるのは、嬉しい設計です。

ダレることなく走り抜ける最適数値だと思います。

数字フェチの時尭くんもそう言ってます。
体験版は約1時間くらい。
体験版未プレイ特攻大好き人間でしたが、今回は少しでも早くプレイして世界に浸りたく、珍しく体験版までプレイした作品です。
ルートに入ってからは休む暇無く物語に没頭しました。
むしろ、物語に没頭するため余裕のある休日にガッツリプレイした感じです。

 

■キャラクター

私のお気に入りは、もちろん
みつみんこと
義城密魅です!

 

施しは受けん!

私のツボを的確に狙い殺しにきてるキャラクターです。

立ち振る舞いは凛としていながら乙女。

そして、どこか抜けているところが私のハートにダイレクトアタック。

養いたい。

2016年不知火タカシ ベストヒロイン賞ノミネートと同時に受賞してます。

次点でコン・スー。
とあるルートによって(私の中で)開花しました。
ボンクラボーイズの二人も好き。

どのキャラクターにも魅力がある稀な作品。
ほら、いるじゃないですか、プレイしてると「あ・・・このヒロインはちょっと・・・」っていうのが。

それが無かったのが不思議。
だって、――(ネタバレ)や――(ネタバレ)なキャラがひしめき合ってる世界なんですぜ・・・。

 

全員、声が違和感なかったベストキャスティング。

男性声優陣は全然知らない方ばかりでしたが、満点。

他の作品で出演してるものが全然わからない・・・・・・。

 

 

■舞台/世界観

未来。
2199年。

東京は凍京という名に変わり、荒廃した世界。

荒廃したといっても技術は進歩していくもので、

様々なテクノロジーが生まれ、

荒廃した世界の中で人は生きていく。
私たちはディストピアだとかポストアポカリプスだとか言うかもしれないが、

この作品の中で生きるキャラクターたちは、それでも明るい未来を創るために生きている。
よくここまで練り込んだなぁという一言。

サイバーパンクな世界観。

ネクロマンサーやリビングデッド、それに対抗するリビングデッドストーカーや兵器。

それだけでも、満足するようなものになるはずであるけど、ニトロは違った。

ネットや仮想空間などの情報、ITについても踏み込んで描いている。

こんな「一つの世界にそんな組み合わせができるの?」と思いそうなものを落とし入れたのは素晴らしいの一言。
ただ衰退するだけの世界ではない。

かたや何かが埋もれていく中で、何かが成長している。
いろいろとぶち込んだのに、絶品といえる料理になってる系。
不思議感覚。

実際に、IT情報系に関しては「遠い未来にあり得てもおかしくない世界」であるはず。

と世界観にも浸れる感じです。

これだけ下地が用意されているんだから、スピンオフとかバンバン作ってほしさあります。

ニトロプラスの作品は、一つ一つの世界観がしっかりしているため、その作品だけで終わるのは惜しい・・・・・・というのばかり。
どうか、願いが叶うなら物語が拡張していってほしい・・・。

 

 

■シナリオ

原案は深見真さん。
脚本は下倉バイオさん。

これ「混ぜたら危険」というレベルではない。
そもそもニトロプラスの制作陣は「混ぜたら(良い意味で)爆破」するメンツが集まってるのは周知だとしても←おい

2chっぽく言えば「イカれたメンバーを紹介するぜ!」みたいな、うん違う。
最高の化学反応を体験した感じ。

 

ニトロプラスといえば殺伐とした世界で、プレイヤーに対して一切躊躇がなく、これでもかっ!てくらいの絶望を与えることで有名ですが←おい

今回も、例にもれず「安定の期待を裏切らないニトロ」と呼ばれるような作品したてです。
グロもあるよ♪
一転して二転して三転して。
常にハラハラドキドキの連続。
ちょっとしたbreak timeを設けて、そこから一気に落とす感じもあり。
この感覚がクセになる。
今回の作品で私の下倉バイオ信者度合いが非常に高まりました。

 

主人公が二人で視点も交互に見せていく。
この主人公二人も思考が割と相反しているもので感情むき出し系と冷静沈着系の二人。
下倉バイオ(ではないかもしれないけれど)は、物語に仕掛けをすることも上手いけど
「ADVゲームのフォーマット」に関しても仕掛けは上手いと思いました。

スタートからLinux等、ITをかじってる人からは「おっ?」って思わせる仕掛けから。

あえてゲーム開始のコマンドが「START」ではなく「SEARCH」であること

TRUEルートに関してなど。

 

最初の画面やセーブ画面に入るためにロードが長いとか仕様が糞とかいう人がいるかもしれないけれど。

全部、世界を魅せるための仕掛けなのだと思ってます。(おそらく)

 

 

 

あ、シナリオについて書いてない・・・・・・。

体験版までプレイされた方ならわかると思いますが、

記憶喪失の少女を助けるところからはじまり記憶を取り戻すために主人公たちが奔走するありがちなベタな展開です、ごめんなさい嘘です、いや嘘じゃないけど。

それはあくまで取っかかりに過ぎなくて、いろんなところでドンドンパチパチするドンパチものです。

そして、ドンパチだけで終わらないです。

なんか恋したりします。

恋は強いです。人を強くします。
あっれー・・・・・・どんどん適当になってきてる気が・・・・・・。

にしても、セックスに意味を求めることとか、生と死についてとか割と美少女ゲの深いところに突っ込んでる気がしたりしなかったりで。

テーマは各ルートで違っているにしても、「感情」や「生と死」とかはキーワードだと思います。

シナリオに関してネタバレしない程度の感想を書けって、かなり敷居が高い気がします。

 

あ、これだけ言っときます。

 

どのルートも最高です。

本当に。

マルチエンド系の話はどうしても外れと呼ばれるようなルートがあってもいいものですが、外れなんてものはなく、

どのルートも一級品の仕上がりです。

まぁ、そのなんだ。

こんな感想見てる暇があるなら何十回とプレイしてこい!そういうことです。

■音楽

こんな無駄使いをしていいのでしょうか。
――いいんですよ。

ここぞというときにしか使われないBGMの破壊力はやばいです。
血液がギュンギュンと体内を巡り、肌からはチキンがあふれ出しジューシーします(鳥肌)。

最初はノイズにしか聞こえない某曲も、今では聴き続けている。
まさに電子ドラッグ。 使用はご計画的に。

お気に入りBGMは「死者再殺」「Survival Strategy」「沸点上昇蒸気圧降下」「Shine」「雪化粧」。

特に「雪化粧」は最高にかっこいい。

OP曲、挿入歌、テーマ曲も最高です。血液が沸騰しそうです。


もちろんサブコン(Cv.丹下桜)の歌う「Assemble」買いました。


サントラはよ!!机バンバン

 

■3D/CG

原画は大崎シンヤさん

大崎シンヤさんの作品は初めてでしたが、グッドチョイス!
お気に入りのCGは、みつみんの「あーんな姿」や「こーんな姿」。
お世話になりました。

そして、今作の華3D。

ぬるぬる動く。ぬるぬるアクション。

最近はエロ部分をアニメーションして動かしているブランドもありますが、

それは原画をいじって揺らしたり、動かしたりしているため別物。
村正で体験したものが、ぴったりとなじむように構成されてます。
すげぇ!の一言。
戦闘シーンは圧巻。
これだけで、お金が払えるってもんですよ!
原画集、ファンブック、公式設定資料集はよ!!!机バンバン

 

 

■システム

いろいろといじれるコンフィグは至れり尽くせり。

良い意味で美少女ゲームっぽくない。

セーブデータの保存、読み込み、スキップ、バックログ・・・・・・

すべてが「その世界」に合わせたような作り。

大変満足です。

 

■総評

ハードルをいくら積み上げようが超えていくニトロプラス。

2016年のマストバイ。とりあえずやれ!プレイしろ!

(今ならDMMでダウンロード版も販売してるよ)

まだ今年の作品一つ目ですけどね。

一度はプレイしておきたいゲーム。

買って損なし。

新境地を味わいたい人にもオススメ。

ただグロ要素に耐性ない人にはやめておいたほうが・・・・・・と。

ソフトにできる設定もあるらしいですけど、

拷問シーンとか脳みそとか・・・・・・ねぇ。

 

 

ただ難点をあげるなら、
このゲームを体験しちゃうと、他のでは満足できな体になっちゃう。ビクンビクン
ってなることもあるので、使用はご自身の自己判断で。

ニトロのアダルトゲームは易々と移植させないような作りが好きというか好感が持てる。

アダルトによるアダルトのためのアダルトゲーム的な?

これからもそのスタイルを貫いてほしい。

今では、いろいろなメディアに進出しているけど、原点となる美少女ゲームを大事にそして革命的に取り組んでいってほしいです。

私的攻略オススメ順は

×○ or ○× → ×× → ○○ を私的にオススメしたい。

もしかしたら先に××がいいという感想もあるかもですけど。

また、ニトロプラスでは珍しく(?)な展開もあるのでそこもオススメしたい。

物語ってのは、ハッピーエンドであるべきなんだ。

また一つ大切にしたい作品が増えました。ホクホク
ありがとうニトロプラス!

 

私の感想文が後半、若干疲れ気味で落ち着いた感じになってますが・・・それはそれ。

最近キータイピングしてなかったんですよ!わかれ!!
さーて、お次はファンディスクはよ!!!