僕はキミだけを見つめる ~I gaze at only you~ 感想


“向日葵の花言葉の意味 ご存じですか?”

[公式サイト]

■はじめに。

2015年11月末にブランド[インレ]から発売された「僕はキミだけを見つめる」クリアしましたので、簡単に感想を。

 

発売から時間があまり経たずに一気にプレイした作品って久々かも。
(基本、購入したものは漬け物のように寝かせて自分の気分にピタリとはまったときにプレイする積ゲータイプですので・・・)

 

一気に走り抜くことができました。
それも、シナリオ、演出等で、ぐいぐいと惹きつけてくれるおかげです。

 

前作ChushinguraのFDから、1年と間が空くことなくテンポのいいペースで作品を発売しているインレですが・・・恐るべきことは、少数精鋭・・・というか、ほぼライターとゲンガーの二人で作り上げているところですね。
音楽等、外注はあるにしろ、能力は化け物クラスなんじゃないですかね(現実の人に言う言葉じゃない)

 

同人作品のリメイクという位置づけにしろ、ここまで完成度が高い作品を作り上げてくれたことには、素晴らしいと拍手を。

さて、そんなわけで、項目ごとに感想を。

※書いた後ですごく申し訳ないのが、ChuSinguraと比べすぎてしまったかなぁと。

 

[プレイ時間]

私のプレイスピードで、
12時間程度。

おそらくこの時間から外れることはあまりないかもです。

体験版部分で4時間程度あるらしいですが、体験版未プレイ地雷特攻大好き人間なので、残念ながら体験版はしていません。
あ、でもOPまでなら、それくらいかもです。

プレイ時間だけで言うならば、フルプライスとしては少々物足りなく見えるかもですが、内容で満足してるので無問題。
逆にダラダラと(このブログのように)書くような作品は、中だるみもして飽きるので、中身が濃ければいいのです。

でも、前作ChuSinGura 46+1 と比べるとボリュームの少なさは否めないといったところ。

 

[キャラクター]

たまたま、この記事を書いているときにネット検索してると、同人時代の作品を見つけましたが、月日を感じさせるといいますか、ハンパなくキャラデザが上手くなってます。

ぬいさん・・・頑張ったんだな・・・。

キャラ数は、ChuSinguraという、どこのまじこいだよ・・・というくらいの数からは流石に少なくなってますが、それでも光ものはあるかと。

しかし、ChuSingura好きの私には、やや物足りなさ・・・。
いや、本当に好きなんですってChuSingura。

あと、設定に関してもChuSinguraに比べるとキャラの魅力も落ちている気が・・・。
そこは、まぁ、歴史活劇と現代の問題かもしれませんが…。

ちなみに、ChuSinguraの評価ですけど2013年と2014年(FD)では、ぶっちぎりトップクラスです。
クラスとつけるとあれなので、修正。
トップです。
比べるのは酷と分かってますよ。

カズとヒサはキャラ立っていたから、もう少し出番あってもよかったんじゃ・・・と思わなくもない。

 

声優は今を駆ける新世代チーム(と勝手に命名してる)。

永遠の中の人には驚かされた。
設定が歌姫ということで、誰がくるのかと思えば、
まさかの、峰城大学付属学園軽音楽同好会の(カラオケの)歌姫さんじゃないですか・・・。
歌姫設定だと、そっちに持ってかれちゃいますよ・・・・・・もしかして、それも狙い・・・!?
葉山こよーてさん・・・・・・恐ろしい人・・・。

あと、美夜と瑠璃は前作と変わらぬ感じのボイスのタイプ。
というか、まんまですよね!?
そして、美夜の中の人のポジションもChuSinguraから追ってると、中々に複雑な場所にいらっしゃる・・・・・・。

 

[舞台/世界観]

どこかの歌舞伎町を原点に、背景は東京のどこかで見たような場所。
・・・新宿ですよね?
11月までは、お仕事で通勤していたのが懐かしいと思わせる風景がちらほら・・・。
田舎の方は、あまりわからない。

世界観は現代のアウトローというか、ちょっと(どころではない)危険な場所からスタート。

 

[シナリオ]

話の作りも、魅せ方も、進ませ方、テンポ、演出等、上手いです。

 

スタートから「何でこの主人公、こんなにやさぐれてんだ・・・?」という謎を上手く見せながら、シリアス感満載で進んでいきます。

見せ方が上手く、ぐいぐいと世界観の中に引き込まれました。

そして、シリアスな展開を抜けるとアットホームというか、ドタバタコメディというか、そういう暖かい話に入って、再びどん底に落とすという古典的かつ私の大好きな仕掛けになっており満足でした。

バトルのところは少ないながらも、燃えましたし、演出すげぇ・・・となりました。

切り札ってのは最後までとっておくものだ・・・なるほど、要所要所で決めるのですね!

 

 

 

最終章で呆然となるのも、おそらく分かっていながら仕掛けたんですよね・・・・・・
その後がとてもよかったです(コナミ)。
もっとタメてもよかったかもですけど。

 

[CG]

立ち絵の多さは、素晴らしい。
細かな作りがキラリと光ってます。
枚数は、少ないや多いとは感じませんでしたけど。
なんにせよ、立ち絵で魅せてくれるので満足。
1回しか使われないような立ち絵を用意するとか何とも豪勢。

気になるのは、なぜにこのブランドの男の肌色は少し茶色っけ(?)があるんだろう・・・。
いや、ホント些細なことですけど。

 

[音楽/BGM]

OPの曲は、発売前から聞いてましたけど、テンポもよくかなりの良曲。

 

 

彩音さんってシュタゲで歌っていたくらいのイメージしかありませんでしたが、・・・これはいけるやん!!
予約特典についてきたCDは、もちろん何回も聞き返してます。

やっぱFullはいいよ。最高だよ。

BGMに関して。

ChuSinguraに似たり寄ったり感はありましたが、作品のイメージから外れたような曲はなかったかな。

あまり誉めた言い方じゃないですが、心に残る曲はなかったにしても作品を上手く支えた曲ばかりという縁の下の力持ち的な曲ばかり。

OPが突出してた感じはあります。

が、一言だけ。
OPムービーの音量が、全体に比べ低かった気がします。
OPなのですから、気持ち高めでも問題ないというか、そちらの方がいいんじゃないかなーと。
OPって、その作品のワクワクとかそういう期待をこれでもかというくらい詰め込んだびっくり箱でいいと思うのですよ。
映像や魅せ方は文句なしですが、曲の音量が・・・・・・。
私だけかもしれませんけどね・・・。

 

[システム]

前作と変わらず。

使いやすく、見やすいインターフェイス。
問題等はなし。

 

[総評]

けっこう辛口というかChuSinguraと比べた感想になってしまいましたが、それでも面白かった。

比べないで感想を述べることができないのは私の腕の未熟さですので、そういう部分は気にしないでいいです。

あと、サブのサブ、端役の端役にも(テキトーな造形でありましたが)キャラの顔等、ありましたので作り込んでる作品だなぁと思いました。

オマケというか、サービスなのか前作の髪の色違いキャラがチラリと見えたり。

少しでも気になる人は、プレイして全く問題ない、むしろ楽しめるというかオススメです。

※公式サイトにも書いてますがイチャラブゲーではないので。

読ませる作品というのも、あまり見ませんがこの作品はぐいぐいと引き込ませてくれます。

テンポもよくシリアスはとことんシリアス、日常のギャグパートはとことんギャグに吹っ切れてる感は読みやすく気持ちいい。

 

読後感もすごく気持ちいいものでした。

というか、葉山こよーてさんの描く主人公キャラって、主人公らしさが出ててますね。

たまーに、ちょっと、くどいところもありますけど。

それがいい!

 

コスパとか考えずに、面白いシナリオが読みたいって人には、かなりの良作です。

※不満がないとは言えませんけど。

 

 

 

以下、ネタバレ含、ちょっと辛口?な感想。

(文字反転)

・ふと、葉山こよーてさんはかなりの雑学持ちなんだなぁと。

そういった雑学を上手くシナリオの流れに取り入れてるのは凄く好感持てるし、これからもそういった手法は是非使って言ってほしい。

 

・サブキャラエンドは無理に作らなくても…といった感じでした。

向日葵の花言葉とか、聞くとなおさらにですよ。

それよりはオマケコンテンツで妄想とか、そういうオチのHシーンでよかったんじゃないかなーと。

……だって、サブキャラエンド、ハッピーならまだしもバッドエンドですやん…。

 

・アフターに序盤出てきたキャラがちょこっとだけだけど出てきたのはうれしい。

亮子さんのポジション・・・いまいちわからん・・・。

 

・アフターの最後(全員集合)はできるだけ、タメて欲しかった感。
あっさり全員そろいすぎ・・・。

というか、サブヒロインや七里側の方を見せちゃいますかという感じ。

あそこは、隠しサプライズで、主人公の前に表れた方がドラマ的にも・・・でもサプライズはサプライズで最後に用意されてたから満足なんですけど。

 

 

・あとはお金。マネー。

伏線で何かあるかなと思ったけど、そんなことはなく。

高額な依頼料や唯ママからもらったお金等を何に使ってるのか…。

できれば本編で上手いというか、カッコイイ使い方をしてくれることを期待してましたが、そんなことはなかったぜ。

主人公は趣味という趣味はなさそうですし。

家賃も最初は廃墟(?)で、後々護衛の部屋も用意されてるとなると……ねぇ。

何か勘ぐっちゃうじゃないですか。

 

 

あくまで独り言なので、気にしない方向で。

 

“苦しみから咲く花もある”
“悲しみから咲く花もある”
“だが、逆境から咲く花は逞しく美しい”

インレ『僕はキミだけを見つめる』

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